DVD情報サイト「映画の國」で「Film Noir Classic Collection Vol.3」が北米で7/18に発売されことを知った。収録作品は

『国境事件』(アンソニー・マン)
『替え玉殺人計画』(ジョン・V・ファロー)
『湖中の女』(ロバート・モンゴメリー)
『危険な場所で』(ニコラス・レイ)
『脅迫者』(ブレティン・ウィンダスト)

の5本。まさに垂涎のラインナップ。しかし権利絡みという詰まらない理由で日本のワーナーからそのままの形でリリースされないのが何とも腹立たしい。マンの『国境事件』が単品発売される可能性はかなり低そうだ。ちなみに「Film Noir Classic Collection Vol.1」に収録されているのは

アスファルト・ジャングル』(ジョン・ヒューストン)
拳銃魔』(ジョセフ・H・ルイス)
『ブロンドの殺人者』(エドワード・ドミトリク)
過去を逃れて』(ジャック・ターナー)
『罠』(ロバート・ワイズ)

「Film Noir Classic Collection Vol.2」に収録されているのは

『生れながらの殺し屋』(ロバート・ワイズ)
『熱い夜の疼き』(フリッツ・ラング)
『十字砲火』(エドワード・ドミトリク)
『犯罪王ディリンジャー』(マックス・ノセック)
『その女を殺せ』(リチャード・フライシャー

となっている。これらBOXが各50ドルで買えてしまうのだ(ショップ割引があるので実際はもっと安い)。この中で日本のワーナーから発売されているのは『アスファルト・ジャングル』だけ。『拳銃魔』と『罠』はジュネス企画から発売されているもののクオリティの面でワーナー盤に劣るだろうし価格も一本5千円とかなり高額だ。ワーナー盤ならクオリティが高く価格も4千円、しかも後々廉価版が期待できるのが大きい。『過去を逃れて』はオフィスワイケーからパブリック・ドメイン盤が安価で出ているが、これはPD盤としては例外的に高画質らしいので近々購入しようと思っている。

ところでアンソニー・マンは今年生誕100年なのだそうだ。どこかでレトロ・スペクティブをやらないかなぁ(大スクリーンで『西部の人』が観たい!)。それにしても「映画の國」で細川晋氏が担当する「世界映画DVD発見」は素晴らしい。興味深い情報満載でいつもワクワクしながら読んでいる。