2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

7/26〜7/31まで。月曜日は友人H氏と千葉の木更津へ朝釣りに行きました。坊主でした。地元のベテランと思しき褐色の肌をしたオジサンも匙を投げていたので多分日が悪かったんでしょうね。はははっ・・・(泣)。***********先日発注していた北米盤『うる星やつら2…

 新たに増えた銀盤

『ある女の存在証明』

夏は成長の季節!と言うわけでマルメロの木もグングン、スクスクと大きくなっています。

 『濡れ髪剣法』

監督:加戸敏世間知らずの若殿様がお忍びで野に下り、家老の陰謀を阻止するという痛快な時代劇。コメディ・タッチの作風で市川雷蔵が軽妙、颯爽と好演しています。チャンバラはいわゆる紋切り型で少々面白味に欠けますが、テンポとキレが良いので最後まで飽…

 『地獄の剣豪 平手造酒』

監督:滝沢英輔かなり凄味のある題名なんですが、いわゆるチャンバラ娯楽の痛快さや爽快さはなく、人間ドラマに重点が置かれているのが特徴で、悲劇の剣豪・平手造酒の破滅的な後半生が愛憎の葛藤を交えながら描かれていきます。平手役の辰己柳太郎はいまい…

 『パイナップルツアーズ』

監督:真喜屋力&中江裕司&當間早志オムニバス・オキナワ・ムービー。中江裕司の2話目が一番面白かった。『ナビィの恋』の原型という感じ。沖縄は女性を中心に世界が回っている。おバアは偉大です。やっぱり字幕だらけ(笑)。

 『17才 旅立ちのふたり』

監督:澤井信一郎職人・澤井信一郎の演出力に期待して借りたのですが、やっぱりモー娘に演技をさせるのは不可能だったようです。完璧なまでの学芸会風セリフ廻し。表情と所作のリキみは、さながらアンドロイドを見るようでした。それと脚本のあまりの陳腐さ…

7/19〜7/25まで。月曜は友人H氏と恒例の呑み会兼鑑賞会。ビールで軽く喉を湿らせた後、下町のナポレオンをロックで。今回は、H氏持参のDVD『ミニミニ大作戦』(リメイク版)と『マツケンサンバII』(DVD)の鑑賞に始まり、『TV版パトレイバー第1〜4話』(L…

18日、西伊豆の大瀬崎というところへ遊びに行ってきました。入り江のようになっている穏やかな海で、砂利浜と透き通った海水というまさに海水浴にはうってつけの場所でしたね。有名なダイビング・スポットらしく、沢山のダイバー達で賑わっていました。ひと…

ハイジも順調に消化中。ゼーゼマン家の権力者・ロッテンマイヤー女史の一貫した悪役っぷりには単なる説話上の都合やバランス取りを超えた何か孤高な意志の力強さを感じさせてくれますね(笑)。優しい優しいオバアサマが登場してからはすっかり存在感が弱くな…

16日、有楽町の東京国際フォーラムへテオ・アンゲロプロス監督の『霧の中の風景』を観に行ってきました。相変わらず時間ギリギリの会場到着で、館内に入ったときには既にスクリーンではCMが上映中、客の入りは満員盛況で、私は目出度く床に敷かれたペラペラ…

 『裸の島』

監督:新藤兼人リアリズムを通り越して、神話的とも言える普遍性を獲得してしまったダイアローグの無い人間ドラマ。乙羽信子の巧さに唸り、殿山泰司の偉大なる自然に唖然となる。キャメラも素晴らしい。

 『ゴジラ』

監督:本多猪四郎反核、反戦、科学文明に対する痛烈な批判。思っていた以上にヘヴィなテーマ性を持った社会派ドラマでした。陰影の深いモノクロや、芹澤博士のペシミスティックなキャラ造形が作品の雰囲気をひときわダークでおどろおどろしいものにしていま…

 『10ミニッツ・オールダー』

大不評だった劇場公開時の邦題が『レッド』と『グリーン』に変更。前者ではやっぱりエリセの『ライフライン』が群を抜いていますね。とにかく作品の密度が濃いです。そして、映像がもつ吸引力の強さ、音の繊細さ。観終えた後、10分とは思えない充実した余韻…

7/12〜7/18まで。毎日、毎日、本当に暑いですね。少々バテ気味。でも、ビールと西瓜と冷奴が美味しいです。

ところで最近、友人からゴニョゴニョしてもらったTVアニメ「アルプスの少女ハイジ」のDVD-Rを姪っ子と一緒に夢中になって観ています(笑)。序盤はちょっと単調な展開なんですが、ハイジがフランクフルトのゼーゼマン家に連れて行かれて、クララと出会うあたり…

 『無常』

監督:実相寺昭雄妙な構図&アップの多用&広角レンズ。実相寺ワールド炸裂の近親相姦愛憎劇。良くも悪くもATGらしい作品。後半ちょっと失速するのが残念。尺が長すぎかも。薄暗い屋敷の中、姉弟が能面を被ってふざけているうちに、やがて激しく求め合ってし…

 『陽のあたる場所』

監督:ジョージ・スティーブンスリズ・テイラーの輝きが強烈で、重い作品なのにどこか華やかな印象が残る。最後のセリフ「It seems like we always spend the best part of our time saying goodbye」が泣ける。

 『太平洋の地獄』

監督:ジョン・ブアマン米兵と日本兵の愚かで滑稽で汗臭いバトルが展開する怪作。サバイバル物としての面白味やリアリティは皆無。あまりにも強引なオチに思わず目が点になった。ふと「ミステリーゾーン」の「THE ENCOUNTER」(こちらの舞台は屋根裏)を思い…

7/5〜7/11まで。この一週間で観た銀盤は3枚だけ。最近ちょっと映画欲が減退気味です。

7/1マーロン・ブランドが死去。『欲望という名の電車』の野獣っぷり、『ゴッドファーザー』の重厚さ、『地獄の黙示録』の静謐な狂気、太い存在感のある俳優でした。享年80歳。俳優界の巨星堕つ。

仔細あって「日日銀盤」の更新を週一ペースにすることにしました。感想の方も非常に簡素なものになると思います。はてさて、この状態がいつまで続くことやら。とりあえず、ご報告まで。

 新たに増えた銀盤

『Picknick am Valentinstag』(ドイツ盤)

 『風の中の牝鶏』

監督:小津安二郎敗戦による性倫理の乱れを、夫婦の危機と再生を描くことによって浮き彫りにする。小津映画独特のユーモア感覚は排除され、全編にわたって暗い雰囲気が漂っている。田中絹代の階段落ちという突発的な"動のアクセント"によって停滞していた物…