2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

阿部和重『無情の世界』読了 △三本の短編集。最後の「鏖(みなごろし)」はピンク映画で見てみたいと思った。三宅乱丈によるコミカライズ版があるそうなので今度読んでみるつもり。無情の世界 (新潮文庫)作者: 阿部和重出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/…

 『フルメタル・パニック!』を見る

3〜4話まで。シリアス展開。主人公・相良宗介とヒロイン・千鳥かなめの関係は、『ガンダムW』のヒイロとリリーナを彷彿させる(千鳥かなめの方が数段アバズレだがw)。大盛り焼きそばを二本のフォークでボール状にまとめて独り占めする、『カリ城』へのオ…

 『フルメタル・パニック!』を見る

1〜2話まで。ミリタリーSF+学園ギャグという組み合わせが面白い。ハードなメカ描写とスピード感のあるギャグ。作画クオリティも高い。こちらはヒロインのパンチラが堂々と描かれる(笑)。フルメタル・パニック ! DVD-BOX 1 (初回限定生産)出版社/メーカー: …

 ストⅣの続編!

かなり前から出る出ると噂されていたが、遂に本日情報が解禁。タイトルは「スーパーストリートファイターⅣ」。家庭版が先に出るそうだが、どうやらフルプライスではないらしいとのことで、これは嬉しい限り。新キャラは8人も追加されるらしい。楽しみだ。CAP…

 気になる新譜銀盤

「黒猫・白猫 スペシャル・エディション」キングレコード 12/9 4,935円(税込)まさかの2枚組みで再発。さすがキングレコードと言ったところか。旧盤は画質が今一つだっただけに期待。気になる特典ディスクの内容は「FOREST+」によるとPreface(映画紹…

 『喰霊 −零− 第三巻』

5〜6話まで。以前に入浴シーンでヒロインのおっぱいに乳首が描かれていたことに言及し、気骨のあるアニメと書いたのだが、一方で、丈の短い制服のスカートをはいたヒロインがパンツの見えそうな(というか見えるに決まってる)状態になっても、絶対にパンチ…

 『わ・れ・め』 ■■■

監督:堀禎一『弁当屋の人妻』同様、濡れ場は"ピンク映画"としての体裁を保つための添え物的扱いに過ぎず、息の長いキャメラで淡々と静かに夫婦の危機と修復を描いた小品に仕上がっている。チョコボール向井のプロレスシーンが60分という限られた尺の中でじ…

 『弁当屋の人妻 もう一品、私はいかがですか?』 ■■■

監督:堀禎一しょーもないエロ映画を連想させる題名だが、これがどうして男女関係の機微を抑えた演出と静かで端正なキャメラで描いた良質のピンク映画だった。素朴でミニマルな恋愛劇の佳作。

 気になる新譜銀盤

「トラ・トラ・トラ!(製作40周年記念完全版) [Blu-ray]」20世紀フォックス 12/4 5,990円(税込)[仕様](アマゾンより) ■1080p HDの超高画質ハイビジョン映像 ■ピュアなデジタルサウンドを体現するロスレス・オーディオ ■本編を観ながら操作ができるポップア…

 『死霊のはらわた』 ■■□

監督:サム・ライミ少年期のトラウマ映画。これのおかげでスプラッター映画が嫌いになった因縁の一本である。話の内容は完全に忘れていて、口から牛乳みたいな白い液体を吐き出す白目のゾンビだけが記憶に残っていたのだが、再見したら結構笑える映画(何と…

 気になる新譜銀盤

「空飛ぶモンティ・パイソン 40thアニバーサリーBOX」ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 12/2 31,290円(税込)完全限定生産。 「リッピング・ヤーン ザ・コンプリート・シーズン」ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 12/2 6,980円(税込)初DVD化…

阿部和重『アメリカの夜』読了 ○シネフィルと呼ばれる人々がいかに屈折したメンタリティを持っているかがよく分かる小説。ラストが不気味で印象的だった。アメリカの夜 (講談社文庫)作者: 阿部和重出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/01/17メディア: 文庫…

 NHK-BS2『アニメギガ』を見る

ゲストは作曲家の大島ミチル。氏が音楽を担当したアニメ作品の中で「鋼の錬金術師」と「シュヴァリエ 〜Le Chevalier D'Eon〜」(一時期HDDレコーダーに全話録画してあったのだが、容量確保のために消してしまった。適当なビットレートで録画したのでDVDにも…

『めちゃ怖3 霊魂との交信 「霊能力を持つ男」驚愕のドキュメント』

監督:山下敦弘文句なしにシリーズ最高作。富士の樹海調査で、霊能力者・出口平源なる人物が画面に登場し、それが「あの」山本剛史だと分かった瞬間に「めちゃ怖」が「めちゃオモ」に変わる。相変わらずの素晴らしい胡散臭さに感動。終盤、富士の麓の湖での…

『めちゃ怖2 死霊との遭遇 「恐怖心霊スポット十連発」驚愕のドキュメント』

監督:山下敦弘構成は前作と同じ。メインの心霊スポット巡りは、怖くも何ともなかったが、ロケーションの魅力でそれなりには楽しめた。煙草の煙を心霊写真に間違えるギャグに苦笑。地元・八王子の大塚山公園「道了堂」も紹介されていた(行った事はない)。…

 NHK-BS「週刊ブックレビュー」で気になった本

「吉本隆明1968」平凡社 発売中 1,008円(税込)鹿島 茂 (著) 「日本の図像―神獣霊獣」ピエブックス 発売中 3,990円(税込)狩野 博幸 (著)、湯本 豪一 (著) 「私の赤くて柔らかな部分」角川書店 発売中 1,785円(税込)平田 俊子 (著) 「未成年儀式」富士見書房 …

臼井儀人さん死去。残念極まりない。

 気になる新譜銀盤

「3時10分、決断のとき [Blu-ray]」ジェネオン・ユニバーサル 11/20 4,935円(税込)オリジナル版はキャメラが美しかった。見たい。 「北北西に進路を取れ [Blu-ray]」ワーナー・ホーム・ビデオ 12/9 4,980円(税込)現在、セール期間中で半額。 「タワーリング…

 『草叢 KUSAMURA』 ■■

監督:堀禎一チリ紙交換屋の青年と団地妻の不倫を描いたピンク映画。夫の人物造型が非常に屈折していてちょっと予測できないのが面白かったが、全体的には平凡な印象。ラストショットが良い。草叢 KUSAMURA [DVD]出版社/メーカー: インターフィルム発売日: 2…

 気になる新譜銀盤

「ターミネーター4 スペシャル・エディション [Blu-ray]」ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 11/20 4,980円(税込)レンタルしよう。 「ターミネーター2 プレミアム・エディション Ver.2.0【3,000セット限定生産】 [Blu-ray]」ジェネオン・ユニバーサル …

 『非行少女ヨーコ』 ■■

監督:降旗康男降旗康男の監督昇格一作目。ヌーヴェルヴァーグ以降のフランス映画の影響を感じさせる画面造型(東映らしからぬ)の青春映画だが、どこか野暮ったく感じられ、後半のどんどん湿っぽくなっていく展開に、やはり降旗康男は最初から降旗康男だっ…

こうの史代『この世界の片隅に 上・中・下』読了 ◎読み終わって、しばし放心状態。太平洋戦争の時代、広島の呉に嫁いだ、北條すず、という女性を通して戦時下における家族の日常と夫婦の営みを淡々と描いたホームドラマ。ほのぼのと緩やかに、しかし、だから…

 NHK-BS『週刊・手塚治虫 創刊第14号』

今回のゲストは斎藤環。氏の専門である「ひきこもり」のアナロジーとしての『奇子』という論点。モーション漫画は『奇子』のクライマックスだったので、原作を読んでから見ることにする。最後のアニメは『どろろ』の最終回だった。どろろが女の子だったこと…

 『OL官能日記 あァ!私の中で』 ■■□

監督:小沼勝物語の中心は上司との不倫という平凡な設定だが、ヒロイン・小川亜佐美の父親(やもめ)が会社の同僚で男にだらしがないお局様とデキてしまったり、ヒヨコ売りの青年との奇妙な交流があったりと、脇道の話がちょっとヘンだったりする。小沼的淫…

 『涼宮ハルヒの憂鬱 4 笹の葉ラプソディ』を見る

このアニメはもうカラッポなんだな、と感じた。「エンドレスエイト」は多分見ないだろう。これを見るくらいなら『ビューティフルドリーマー』を見直すよ。

 『恍惚 KOUKOTSU』 ■■■□

監督:堀禎一"ピンク映画"というカテゴリーに押し込めて語るにはあまりにも勿体無い傑作。異常な男女関係をあっけらかんと描くユーモア感覚、端正な映像演出、ほんのりエキセントリックな人物造型(ヒロインを温かく見守る老夫婦の素晴らしさ)。『妄想少女…

 『女地獄 森は濡れた』 ■■■

監督:神代辰巳冒頭、トンネル内をぼんやり歩く伊佐山ひろ子の後姿を捉えたキャメラが後ろへと移動してそのまま車中の中川梨絵へと繋がるショットで良作の予感。閉じられた世界で展開される暗黒のエロティック・ファンタジーに神代辰巳の大胆な演出と前田米…

 『香椎由宇20歳、大阪着。〜東京タワーから通天閣へ〜』

谷村美月編では絶妙なドキュドラマでホロ苦い恋が描かれていたが、本作では香椎が会う筈だった「気になっている男」が結局最後まで登場することはない。単なるプライベート感覚の大阪一人旅という意味では凡庸な旅番組とそう大差ないのだが、香椎由宇が真昼…

 NHK-BS「週刊ブックレビュー」で気になった本

「ヒッチコックに進路を取れ」草思社 発売中 2,625円(税込)山田 宏一 (著)、 和田 誠 (著) これは映画ファンならマストバイでしょう。 「きのうの神さま」ポプラ社 発売中 1,470円(税込)西川 美和 (著) 「俺のロック・ステディ」集英社 発売中 756円(税込)花…

 NHK総合『トップランナー』を見る

ゲストは細田守。『ハウルの動く城』降板の話題に「おっ」となるが、当たり障りの無い内容だったので肩透かし。次回は物凄くシンプルな作品を作りたいとのこと。『サマーウォーズ』は結局ブルーレイ待ちだなあ。エヴァも見に行けるか微妙だし。