2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 新たに増えた銀盤

『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(北米盤。うわっニコ動に全編上がってる^^;) 『リスボン物語』(再発盤)

 『潮騒(1954年版)』 ■■□

監督:谷口千吉映画化された最初の『潮騒』。オーソドックスな作りで凡庸と言えば凡庸だがバランス良くまとまっている良質の純愛映画だった。主演の久保明と青山京子は素朴かつ品があり爽やかで好感が持てる。有名な「その火を飛び越してこい!」のシーンは…

 『伯爵夫人』 ■■■

監督:チャールズ・チャップリン『特急二十世紀』や『生きるべきか死ぬべきか』や『黄金の馬車』などに連なる「ドアの喜劇」。コメディとは無縁なはずのマーロン・ブランドが意外にも悪くなかった。脇を固めるシドニー・チャップリンとパトリック・カーギル…

 『MOONLIGHT MILE 2ndシーズン 第7話』

いよいよ月面基地建設計画が本格始動。

司馬遼太郎「街道をゆく 20 中国・蜀と雲南のみち」読了 ○

 『飛べ!フェニックス』 ■■■■

監督:ロバート・アルドリッチアルドリッチ最高!142分という長尺が一瞬たりとも弛緩しない見事なストーリーテリング。キャスティングも完璧。そして何と言ってもジョセフ・バイロックのキャメラ。夜間シーンの照明が絶品だ。美しすぎる。

 『レオパルドマン 豹男』 ■■■□

監督:ジャック・ターナー格調高い恐怖演出にウットリゾクゾク。

司馬遼太郎「街道をゆく 19 中国・江南のみち」読了 ○

 『乞食大将』 ■■■

監督:田中徳三良質のプログラム・ピクチャー。キャメラと照明が良い。見事なロングショットと深みのある陰影表現。当時まだ二十歳そこそこだった田村正和が出演している(当然なのだが、今とイメージが違いすぎて何かヘンな感じだった)。

 『ルパン三世 風魔一族の陰謀』 ■■■

監督:大関雅幸本作限定のキャスティングはかなり違和感があるし、五右エ門メインで目立たないルパンというのも異色なのだが、とにかくガンガン動く漫画活劇で、物語的には不満が残るもののアニメーションとしての出来は良いと思う。小林七郎率いる小林プロ…

 気になる新刊映画本

「映画のこわい話 黒沢清対談集」青土社 10月発売 2,310円(税込)対談相手は青山真治、万田邦敏、高橋洋、周防正行、相米慎二、阪本順治、三池崇史、手塚眞、唐十郎、蓮實重彦。 「現代思想 2007年10月臨時増刊号 総特集=ドキュメンタリー」青土社 10/5 1,600…

 気になる新譜銀盤

「「空飛ぶモンティ・パイソン」“日本語吹替復活”DVD BOX」ソニー・ピクチャーズ 2/20 31,290円(税込)うはっ、これはヤバイ。

 『ラッキーさん』 ■■□

監督:市川崑サラリーマン喜劇。脇の斎藤達雄が良い。伊藤雄之助のへんてこパーマ。島崎雪子の清潔感。

 『水曜どうでしょう 激闘!西表島』

見始めたら止まらなくなって最終の第8夜まで一気視聴(計200分^^;)。やっぱイイわ〜。酔態をさらす大泉洋とか、カエル探し深夜ドライブのダラダラ感とか、上原港での夜釣りならぬ「寝釣り」のシュールな映像とか「どうでしょう」ならではのユルさがたまらな…

 気になる新譜銀盤

「ヴィム・ヴェンダース DVD-BOX 旅路の果てまで (6枚組)」VAP 12/21 16,590円(税込)『都会のアリス』『さすらい』『左利きの女』『ことの次第』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』特典ディスク 「ワニの家族」「島」他 収録これは思わぬ朗報。『都会のア…

 『OVERMAN キングゲイナー 5』

12〜14話まで。御大絶好調。アクション演出が冴えに冴えまくる。特に14話『変化!ドミネーター』のオーバーマン・ドミネーターの描写は、作監である「吉田神」こと吉田健一の面目躍如たる圧巻のクオリティだった。エンド・クレジットにガイナックスの…

 『神霊狩』

第1話。これは良作の予感。

 気になる新譜銀盤

「街のあかり」アミューズソフトエンタテインメント 12/21 3,990円(税込)アキ・カウリスマキ!!なジャケット写真に笑う。

 『草迷宮』 ■■■

監督:寺山修司寺山修司の映画では一番好きかも。耽美でグロテスクでノスタルジックな映像に「母」「父」「故郷」「性」という寺山の本質的なエッセンスがギュっと凝縮された濃密な40分。悪趣味スレスレの危うさが良い。

 気になる新譜銀盤

「トニー・ガトリフ DVDコレクターズBOX」ブロードウェイ 12/7 12,600円(税込)『トランシルヴァニア』『イ・ムヴリーニ』『ラッチョ・ドローム』『ガスパール/君と過ごした季節』 の4枚組み。 「中学生日記」紀伊國屋書店 12/22 2,940円(税込)キターーー!紀…

 『オリエンタル・エレジー』 ■■■

監督:アレクサンドル・ソク−ロフ言葉では表現できないものを見た、というのが率直な感想。深い霧の中に漂う灰色の家屋の群れの異様な存在感だけが強烈な印象として残った。鑑賞中、タルコフスキーの『惑星ソラリス』やノルシュテインの『話の話』の映画的記…

 『今宵、フィッツジェラルド劇場で』 ■■■□

監督:ロバート・アルトマンアルトマンの遺作は美しかった。ラスト・ナンバーの「In the sweet by and by」にしみじみ。

 格ゲー三昧

XBOX360のダウンロード・ゲーム『餓狼伝説スペシャル』をきっかけに格ゲー熱が再燃したものの、格ゲー向きではない360コントローラーの操作性の悪さに業を煮やして、押入れのダンボールの中で深い眠りについていたネオジオ*1の封印を解いてしまう。で、残さ…

 『げんしけん2』

第1話。OVA版の続きからスタート。やはり面白い。作画もイイ感じ。今期はこれと『もやしもん』、それとまだ見ていないが評判の良い『もっけ』の三本で決まりか(いずれもアフタヌーン原作だ)。18日に放送される『神霊狩』にもちょっと期待。

酒を飲みながらHさん持参のDVD『どうでしょう祭り』を鑑賞。オモロイねえ大泉洋。

 新たに増えた銀盤

友人Hさんから「ムラウチ電気でDVDのセールやってたよ。行ってみる?」という電話があったので行ってみると、新品DVDが全品60%引きの大盤振る舞い。久々にDVDの抱え買いをする。ゲットしたのは 『情報は俺が貰った』 『オリエンタル・エレジー』 『穏やか…

 『もやしもん』

第1話。なんというアフタヌーン。

 森達也のドキュメンタリー作品

森達也がディレクターを務めた「NONFIX」の傑作ドキュメンタリー三本がYouTubeに上がっています。 『職業欄はエスパー』 『放送禁止歌』 『1999年のよだかの星』 さらに『ドキュメンタリーは嘘をつく』まで。

 『げんしけん』

ニコニコ動画でOVA版13〜15話を見る。荻上イイよイイよ〜。ニコ動にはOVA版のコメンタリーまで上がっている。ん〜さすが。削除される可能性もあるので早めに見ておかねば。

 『アシク・ケリブ』 ■■■□

監督:セルゲイ・パラジャーノフ&ダビド・アバシッゼめくるめく映像と音、まさにセンス・オブ・ワンダーな映画体験。詩的秩序を思わせるストイックなショットとモンタージュ、淡々と流れ続ける民俗音楽には強烈な催眠作用があり、鑑賞中に何度か意識が途切…