2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

 『攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG 04』

やっと続きが観れました(約2ヶ月ぶり)。1本目はまたしてもゴーダの掌の上で踊らされてしまう九課の面々を描いたエピソード。見所も少なく地味め。少佐の顔がマイナーチェンジ?目が巨大になってまるで萌えキャラみたい(笑)。2本目。今度は「個別の11人」に…

 『キャパ・イン・ラブ・アンド・ウォー』

監督:アン・メークピース関係者のインタビューを中心にロバート・キャパの生涯を綴っていくドキュメンタリー。5つの戦争を撮った伝説の戦場写真家としてよりも、むしろキャパの女性遍歴に焦点を当てているのが面白い。特にイングリット・バーグマンとの秘恋…

 『子供たちの王様』

監督:陳凱歌青年教師と子供たちの心の触れ合いを描いた言わば月並な物語でありながら、まったく安心して観ることができない陳凱歌の魔術的な映像感覚。ミステリアスな音の使い方、演出の独特の間の取り方、美しいショットの数々。教師を演じる謝園の脱力し…

 『クジラの島の少女』

監督:ニキ・カーロクジラと少女の心温まる交流の物語だと勝手に想像していたので、先住民族の因習と近代化の齟齬というシビアなテーマにはいささか困惑してしまった。美しいロケーションは添え物でしかなくて、あくまでも真面目なドラマとしての姿勢が貫か…

 『ドッグヴィル』

監督:ラース・フォン・トリアー"アメリカ"または"世界"を模して作られた「トリアーの箱庭」の中で描かれる人間の善悪の相対性。セットが極端に簡素化されている分、密度の高い人間ドラマになっている。ドラマ自体の出来が良いので、映像の変化に乏しい小さ…

 『座頭市御用旅』

監督:森一生市つぁん、アヴァンタイトルで助産師になる。巻き込まれ&間違えられた男というヒッチコック映画の主人公みたいな境遇に置かれたり、ヤクザにあっさり捕まってリンチされたり、本作の市つぁんはどこか力弱い。居合い斬りも控え目だ。ローキーに…

晴天。ひどい宿酔い。気分が悪いので洗面所にて強制リバース、昨夜食べた「いか坦々」と思しき物体がたくさん出てきた。フラフラの状態で野球の試合会場である河川敷グラウンドへ。しかし回復せず、出場は断念、キャゼルヌさんの車の中で試合が終わるまで寝…

今日はバレーボールに野球とスポーツ三昧。夜中はH氏とカルピスさんとキャゼルヌさん(この二人の名が日記に登場するのって物凄く久しぶりのような気が・・・)のお三方と呑み会。で、程好〜く酔いがまわってきたところでフイに「男だらけのアニメ鑑賞会」に突…

 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』

監督:ピーター・ジャクソン冗長かつ大味な点は前作『二つの塔』と同じ。物語ることに比重が置かれているので、各キャラクターの存在感がどうしても希薄になってしまっている。寄りとあおりを多用したスケール感のある攻城戦は確かに迫力があるけれど、それ…

 『ヴァイブレータ』

監督:廣木隆一そこはかとない不条理感が漂う三十路女の妄想ロードムービー?吉行淳之介の短編にありそうな話で、ロマン・ポルノやATGを感じさせる風合いがあるけれど、演出や脚本は今一つパワー不足。最後もアッサリし過ぎかも。寺島しのぶが良い。倦怠感の…

 『座頭市鉄火旅』

監督:安田公義どっしり腰の据わった円熟味溢れる演出とストーリー展開が心地良い正調時代劇。ジリジリとした流れから最後一気に爆発させるところもニクイ。市つぁんの仕込み刀にスポットが当たる話なので、殺陣も居合い斬りより刀の方が目立っている。その…

 『みんなのいえ』のコメンタリー

竹中直人の自作コメンタリーと同じで小ネタの解説が中心、って言うか観客の分からない部分で懲りすぎ(笑)。竹中直人ほどの露骨な自画自賛はありませんでしたが、そこはかとな〜く悦に入ってる雰囲気は伝わってきました。それにしてもコメンタリーにまで参加…

 『みんなのいえ』

監督:三谷幸喜正直前半はそれほど見所もなくちょっと退屈なくらい。でも後半、田中邦衛と唐沢寿明とココリコ田中が新築途中の家の中で繰り広げるシチュエーション・ドラマ、これはもう抜群の面白さ。やっぱり限定された空間内でこそ三谷幸喜の魅力は最大限…

ハイジ完結。「クララが、クララが立ってる・・・うわ〜〜〜っ!!」。・゜゜(ノД`)゜・。。いや〜このカタルシス!クララの台詞「地面が遠くに感じる」は、けだし名言ですね。最終回でハイジが見る、山を駆け上がってくるクララの幻想も素晴らしい演出です。…

 『座頭市あばれ火祭り』

監督:三隅研次三隅研次&宮川一夫の強力タッグが放つチャンバラ娯楽の快作!脚本の荒さなど何のその、ケレン味過剰なアクションの数々と個性豊かなキャラクターが、まさに祭りのような華やかさとエネルギーに満ちた映像を生み出している。風呂場での素っ裸…

 『フレンジー』

監督:アルフレッド・ヒッチコック派手さはないけれど、見事に洗練されたヒッチコック・ワールド。これぞお手本!という演出やキャメラワークの宝庫だ。女性たちが無残に殺されていく恐ろしいストーリーでありながら、随所に愛嬌のあるユーモアと黒い笑いが…

 『ワンダフルライフ』

監督:是枝裕和三途の川の渡し賃ならぬ渡しフィルム?着想が面白い。ファンタジー・ドラマであり、人々の思い出を羅列していくドキュメンタリーであり、優れたメタ・シネマでもある。この複眼的な構成が何の違和感もなく調和して、緩慢な流れの中、静かに展…

ハイジもいよいよ佳境、クララがアルプスの山にやってきました。ここでもロッテンマイヤー女史はたった一人で嫌われ役を演じ、やはり"図らずも"絶妙のコメディエンヌぶりを発揮してくれます。本当に素晴らしいキャラですね(笑)。後でフランクフルトに帰され…

 『座頭市の歌が聞こえる』

監督:田中徳三これと言って特色のない平凡な物語だけれど、市つぁんの居合い斬りが存分に堪能できるので満足度は高い。月光差す橋上での決闘、逆光の演出が格好良い。一作目以来の登場となる天知茂も凄腕のニヒルな浪人を好演している。最後の水面に月明か…

 『座頭市地獄旅』

監督:三隅研次緩急自在のリズム、独創的でユーモラスなアクション、情感溢れる人間描写、映像(ルック)の艶、やっぱり三隅演出の座頭市は一味も二味も違う!市つぁんのドロップキックは最高だった(笑)。敵役・十文字糺のキャラ造形も良い。成田三樹夫のク…

サッカーのアジア杯決勝・対中国戦。決勝ラウンドで一番危なげのない試合展開。中田浩二の神の手(?)ゴールが日本を勝利に導く。今大会で最も印象に残った選手はDFの中澤だった。

 『波止場』

監督:エリア・カザン政治臭さと説教臭さがやや鼻に付くけれど、カザンの力強く繊細な人間描写は見応え十分。ブランドの自然体の演技が凄い。表情や所作の細やかな変化は驚嘆ものだった。印象的と言えば神父役のカール・マルデン。役の存在感ではなく"鼻"の…

夜、友人H氏と昨日釣ってきた魚をつつく。シンプルな塩焼き。身こそ少ないけれど味は良し。その後、軽くビアーを呑みつつ『ミニパト』の3話目(またかいっ!笑)とパトのTV版第9〜12話(LD)を鑑賞。押井守担当の「上陸、赤いレイバー」、シリアス路線の「イ…

3日午後10時過ぎ。サッカーの興奮冷めやらぬまま友人H氏と釣行ドライブ。6月、7月の伊豆釣行と同じ西伊豆へ。まだ夜が明けない午前3時半頃には目的地に到着し、そのままノンビリと正午まで防波堤で釣り&ビアーを楽しみました。釣果はイマイチで、小メジナや…

サッカーのアジア杯・対バーレーン戦。大荒れの凄い試合。終了ホイッスルが鳴り響いた後に発せられたセルジオ越後氏の「ヤッタァ〜〜〜っ!!!」が衝撃だった。松木氏はいつもの通り(笑)。

 『死ぬまでにしたい10のこと』

監督:イザベル・コヘット女性版『マイ・ライフ』。静的なキャメラワーク、繊細な演出には好感が持てるけれど、死を宣告されたヤンママが不倫に走るというのは、女性の本質的な感性がなせる行動と言って感心するべきなのだろうか?それとも・・・。レオノール・…

えっと、今月から通常更新に戻ります(はやっ笑)。