2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 『攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG 13』

遂に完結!長かったぁ。前シリーズに負けず劣らず、いや、ある意味こちらの方がドラマティックで見応えのある満足度の高い最終幕でしたね。脚本、演出、音楽いずれも気合入ってます。アトムの最後を思わせるタチコマの行動や、バトーの「もぉ〜とこぉ〜っ!…

 『ドゥ・ザ・ライト・シング』 ■■□

監督:スパイク・リー人種問題に対するリーの怒りが炸裂する過激な群像劇。最後に引用されるキング牧師とマルコムXの暴力についての相矛盾する見解が、人間の本質を端的に象徴していて暗澹たる思いになる。

 『ガス人間第一号』 ■■□

監督:本多猪四郎一見キワ物を思わせる題名、その実、切なくてパンクな異人たちの哀(愛)歌。やはり八千草薫は邦画史上最高の美人女優なのかも、と本作を見て思った。所作も信じられないくらい美しいのだ。

今日は野球の練習の後、いつものお二方と公園でバスケの練習。夜は呑み会兼鑑賞会。第三のビール。「メタモルフォーゼ」の特典DVDとケロロを4話、それと「ガンダム劇場版?」をほんの少し。

 『くりいむレモン』 ■■■

監督:山下敦弘近親相姦一歩手前という状況を描いた緊張感のある前半も悪くないけれど、兄妹から男女の関係になった後の伊豆への逃避行を描いた後半が何と言っても本作の魅力だと思う。山下敦弘のローカル性へのこだわり。カメオ出演の山本浩司は勿論"普通じ…

ふらりと立ち寄った古本屋にて『映画覚書 Vol.1』(阿部和重)『ドキュメンタリー映画の地平―世界を批判的に受けとめるために〈上〉』(佐藤真)『ドキュメンタリー映画の地平―世界を批判的に受けとめるために〈下〉』(佐藤真)の3冊をいずれも半値以下でゲ…

 『ドラゴン怒りの鉄拳』 ■■■

監督:ロー・ウェイ拳はとてつもなく速くて重い。動きはとことん軽やか、声は恐ろしく甲高い。表情は極端な怒りと哀しさを併せ持っている。あまりにも映画的な俳優ブルース・リー。終盤のバトルは何度でも観たい。

 『ジェニイの家』 ■■□

監督:マルセル・カルネ情夫を実の娘に奪われる中年マダムの悲哀を描いた残酷なメロドラマ。瞠目すべきはフランソワーズ・ロゼーの貫禄。何という顔か。まるで『お熱いのがお好き』の女装したトニー・カーティスだ。

いよいよ今週末に公開される『劇場版 機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-』。その主題歌である「Metamorphoze〜メタモルフォーゼ 限定盤 [LIMITED EDITION]」のシングルCDを買っちゃいました。と言ってもGacktの曲に興味があったわけではなく、限定盤のみ付属の…

 『花と蛇』 ■□

監督:石井隆肉体のオブジェとしての杉本彩の煽情性は大したものだと思う。でもダラダラした冗長な語り口のせいで後半はひどく退屈だった。それと杉本彩はとても羞恥心の強いインテリ夫人には見えない。

観に行きたい映画。『エレニの旅』(テオ・アンゲロプロス)『劇場版 機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-』(富野由悠季)『ミリオンダラー・ベイビー』(クリント・イーストウッド)『オペレッタ狸御殿』(鈴木清順)『スター・ウォーズ エピソード3/シスの…

今気になっている本。『ドキュメンタリーは嘘をつく』(森達也)『映画道楽』(鈴木敏夫)『映画の論理―新しい映画史のために』(加藤幹郎)今探している本。『メカスの映画日記』(ジョナス・メカス)『映画とは何か全4巻 』(アンドレ・バザン)『インタビ…

 『花と蛇』 ■■

監督:小沼勝変態母子が活躍する監禁緊縛凌辱調教映画。話は詰まらないけれど谷ナオミは良い。低血圧な表情とエロさ爆発な肉体。室内シーンは繊細な照明によるローキーで統一された暗く淫靡な世界。

 『アメリカン・バレエ・シアターの世界』 ■■■

監督:フレデリック・ワイズマンバレエ団の稽古風景と公演の模様を、ナレーションやテロップを一切入れず、ひたすら淡々と映し出していくドキュメンタリー。恣意的に見えて実は周到な編集。でも170分はさすがに長く感じた。

第58回カンヌ映画祭の受賞結果は以下の通りでした。・パルムドール 「L'Enfant」(ダルデンヌ兄弟)・審査員グランプリ 「Broken Flowers」(ジム・ジャームッシュ)・女優賞 ハンナ・ラズロ(アモス・ギタイ「Free Zone」)・男優賞 トミー・リー・ジョーン…

今日は河原でバーベキュー&マス釣り。人出はそこそこ。暖かい曇天でなかなか快適、一時日差しがキツくなる。高校生と思しき男女集団の中の数人が服を着たまま川に飛び込み大ハシャギ、周りの失笑をかっていた。これが若さか。そろそろ帰ろうかという矢先に…

今日はバレー&バスケを4時間半みっちり。かなり久々に6対6のバレーをやる。夜はカルピスさん&キャゼルヌさんと軽く酒を呑みながら『NBA: Ultimate Jordan』から1試合と特典映像を鑑賞。

 『アメリカン・ラプソディ』 ■■□

監督:エヴァ・ガルドス映像や演出は極めてオーソドックス、物語を楽しむ映画ですね。お目当てだったスカーレット・ヨハンソンよりも、ナスターシャ・キンスキーと子役のラファエラ・バンサギに惹かれました。ナスターシャ・キンスキーがバンサギを抱き抱え…

 30秒タイタニック

カンヌ映画祭閉幕近し。そこで受賞結果が出る前にコンペティション部門作品を再チェック。『Lemming』ドミニク・モル『A History of Violence』デヴィッド・クローネンバーグ『Where the Truth Lies』アトム・エゴヤン『L'enfant』ダルデンヌ兄弟『Free Zone…

 『ニノの空』 ■■□

監督:マヌエル・ポワリエシネスコのロードムービー。登場人物のやりとりがことごとく同一画面内で行われる本作にはアップによるカットバックがない。前半は退屈だけれど後半が面白い。ビールと煙草が頻繁に出てくる。

 『大自然の凱歌』 ■■■■

監督:ハワード・ホークス&ウィリアム・ワイラー森林伐採と木の河流しの爽快とも言えるスペクタクルな映像から、豪快で痛快な酒場シークエンスへと繋がっていく前半部はまさにホークスならではの躍動する映画的興奮に満ちています。フランシス・ファーマー…

先日教育TVで放送された「ロシアの映像詩人 ノルシュテイン 日本をゆく」を鑑賞。『外套』の一部映像が紹介されていましたが、やはりノルシュテインの切り絵アニメはとんでもない代物ですねぇ。主人公アカーキイの表情や所作の細かさは驚異的ですが、それ以…

 『荒野のガンマン』 ■□

監督:サム・ペキンパー西部劇の凋落を象徴するような作品。人物造形、物語、演出いずれも中途半端な感じ。ひたすら退屈だった。見所は名手ウィリアム・H・クローシアのキャメラだけかも。モーリン・オハラは良い。

 『突撃隊』 ■■■

監督:ドナルド(ドン)・シーゲルフィルム・ノワールを思わせる強烈な光と影のコントラストが美しいモノクロ戦争映画。グッと凝縮された戦場空間と小隊内の人間模様が秀逸。闇を照らす火炎放射器の禍々しさ、最後の呆気なさ。

 『片腕カンフー対空とぶギロチン』 ■■□

監督:ジミー・ウォング最強の敵は盲目の老人。人間鉄板焼き、ブービートラップ、斧弓など主人公とは思えない片腕ドラゴンの狡猾な闘いっぷりが面白い。本作にもアクション場面で大量の鳥が出てくる。最後が痛快。

昼間、雷がゴロゴロ鳴ったと思ったら、突然激しく乾いた音とともに雹(ひょう)が降ってきた。ちょっと経験にない凄い光景。驚き呆然と眺めつつ、何か「ゼビウス」のギドスパリオみたいだなぁと奇妙な想起をする。庭のデッキに出てみると冷蔵庫の製氷並みに…

今夜はカルピスさん&キャゼルヌさんと軽い呑み会兼鑑賞会。第3のビール。昨日届いたばかりの『NBA: Ultimate Jordan』から2試合をフル鑑賞。ジョーダン凄すぎ。異常なスピード&テクニック。

 新たに増えた銀盤

『NBA: Ultimate Jordan』(北米盤)

 『黄色いロールス・ロイス』 ■■

監督:アンソニー・アスクィスオムニバス恋愛劇。豪華なキャスティングだけれど各話の出来は今ひとつ。顔見せ興行的な雰囲気を楽しむ映画なのかも。私的には2話目が良かった。羽賀研二にしか見えないアラン・ドロン(笑)