気になる新譜銀盤



ジャン=リュック・ゴダール フィルム・コレクション

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2008/6/12 税込9,000円

[収録作品]

『小さな兵隊』

気狂いピエロ

『パッション』

の3本に特典ディスクが付いた4枚組みDVD-BOX。いずれも再発タイトルだし、UPJなので字幕の心配もあるのだが、特典ディスクの内容にはちょっと興味を引かれる。以下の情報はallcinemaに出ていたものをコピペしたもの。


<特典ディスク内容>

『THE DINOSAUR AND THE BABY』 (約60分)

このジャン=リュック・ゴダールフリッツ・ラングの対談はアンドレ・S・ラバルト監督の手によるもので、彼がジャニーヌ・バザンと1964年から製作しているテレビ番組、『CINEASTES DE NOTRE TEMPS』のシリーズの一環として製作されました。アンドレ・S・ラバルトは1950年から1960年まで『CAHIERS DU CINEMA』誌の評論家も務め、製作した映画は200作以上に上ります。


『LUC ON JEAN-LUC』 (約8分)

 評論家でもあるリュック・ムーレ監督(作品は『ORIGINS OF A MEAL』、『SHIPWRECKED ON ROUTE D-17』など)による遊び心溢れる短編です。ゴダールの古くからの友人であるムーレは、『CAHIERS DU CINEMA』誌でゴダールと共同執筆も行っていました。『勝手にしやがれ』の公開後、ムーレは評論エッセイ『ジャン=リュック・ゴダール』を出版し、その後も二人の監督は様々な仕事を共にしています。2006年6月、パリのポンピードセンターで『VOYAGES EN UTOPIE』と題されたゴダールの回顧展が開催され、芸術チャンネルの番組、クールサーキュイのシリーズの一環として、このリュック・ムーレ自身による “ゴダール展”が製作されました。


『GODARD: LOVE AND POETRY』 (約52分)

 リュック・ラジエによる短編。1960年、ジャン=リュック・ゴダールは撮影を通じてアンナ・カリーナと出会い、恋に落ちます。その時から彼の映画製作に対する姿勢は大きく変わっていきます。
『小さな兵隊』から『気狂いピエロ』まで、そして『女は女である』、『女と男のいる舗道』、『アルファヴィル』を含め、このドキュメンタリーでは5年間、ゴダールとカリーナが“人生のような”映画を作り、“映画のような”人生を生きようとして、意識的に私生活と映画製作を融合させていった様子を解説します。


カフカ 田舎医者

松竹 2008/5/30 税込3,150円

特典内容は、カフカをめぐるトークショー山村浩二×池内紀)、アートギャラリー(コンテ集)、オリジナル・グリーティングカード、特製リーフレット、山村監督描き下ろしを使用した地球にやさしいペーパーケース仕様(初回のみ)とのこと。