『バス男』 ■■■

監督:ジャレッド・ヘス

アメリカの超ローカルな町を舞台にエキセントリックな登場人物たち(と言っても限りなく善良で無害な愛すべきバカども)が織り成す淡々とヘンな小品ドラマって大好きだ。『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』(本作に劣らず酷い邦題である)や『ゴーストワールド』が楽しめた人にもオススメ。こういう作品の存在が許されるハリウッドはやはり懐が深い。俳優では胡散臭い叔父を演じるジョン・グリースが妙にツボだった。アクが抜けたブシェーミみたいなアーロン・ルーエルも最高。