三好銀『海辺へ行く道 冬』読了 ◎

この作品の面白さを伝える言葉が見つからない。とりあえず言えるのは一回読んでサヨナラできる漫画ではないということだ。感性と思考が絶えず揺さぶられるような不安定な、しかしだからこそ魅惑的な漫画体験。掴んだと思うとするりと指の間から漏れ落ちてしまう。だからきっと何回も読み返すことになるだろう。古谷利裕さんがブログ「偽日記」で『海辺へ行く道 夏』の素晴らしい感想を書いているのだが、『海辺へ行く道 冬』はいつ読まれるのだろか。感想のアップを今から勝手に楽しみにしている。

海辺へ行く道 冬 (ビームコミックス)

海辺へ行く道 冬 (ビームコミックス)