『耳をすませば』

監督：近藤喜文

何気ない日常や街の風景がこれほど繊細に描かれているアニメは稀有だと思う。高台、坂道、急な階段、薄暗い裏道、一風変わった店、遠くを走る電車、夜景・・・また夏の陽光や木々の目に沁みるような緑など作画がとにかく素晴らしい。カントリーロードと地球屋のお爺さんも素敵だ。

『耳をすませば』と言えばこんなサイトが↓

「耳をすませば -Whisper of the Heart-」

作品のモデルとなった聖蹟桜ヶ丘は自分の住んでいる八王子から近く、昔、まだ子供だった頃、父親が入院していたこともあるという因縁浅からぬ街だったりします。その当時、”こんなところに住んでみたいなぁ”と漠然と感じたことを今でも憶えています。それにしても上記サイトのリンク集を見て驚きました。この作品って熱烈なファンが多いんですね。大林映画に通じるものがあるかも。