『アニー・ホール』

監督:ウディ・アレン

模倣と引用を駆使し、あらゆるコンプレックスを曝け出しながら、あくまで軽妙にペダンティック恋愛論を語っていく悩める都会人ウディ・アレンの愛すべき小品。サエない容姿から生み出される彼の演出スタイルは、演じる彼自身の情けなさとは裏腹に抜群に格好良い。このセンスには脱帽。