『ゴーストワールド』

監督:テリー・ツワイゴフ

面白い。こういう脇道にそれた青春映画の方がアメリカ文化のリアルな側面が垣間見えて好きだ。台詞も捻りがあるし、一歩下がった位置から眺めるキャメラの冷めた視線も良い。風景の切り取り方がどこかジャームッシュを彷彿とさせる。いやがうえにも現実的な世界へと足を踏み入れなければならないハイティーン達の諦めと敗北を象徴するようなラストが切ない。ヒロイン演じるゾーラ・バーチとアンニュイ娘スカーレット・ヨハンソンの爆乳コンビが鮮烈だった。特にバーチの個性と演技力とムッチリ感(笑)にクラクラ。今後も要チェックの女優達である。ブシェーミも相変わらず最高。