v-erice2004-12-06


先日ネットで注文したジュディ・ガーランドの伝記「ジュディ・ガーランド」(デイヴィット・シップマン著)が先週末に到着。表紙のジュディは『サマー・ストック』の名場面"Get Happy"から。くぅぅぅ観たいなぁ。すこぶる面白い本で、寝床にはもちろん、風呂やトイレにも持っていってしまうくらい夢中になっているのですが、ジュディ・ガーランドの複雑怪奇なパーソナリティが、ハリウッド=伏魔殿というイメージにぴったりと重なるのには、思わず読んでいて戦慄が走りましたねぇ。その凄まじい頽廃ぶりは、まさに現代の「ソドムとゴモラ」と呼ぶに相応しいかもしれません。それにしても、あれだけ圧倒的な才能を持ち、大スターにもなったジュディが、様々なコンプレックスを抱え、絶えず不安と焦燥に駆られていたという事実は少なからず驚きでした。強い光であるが故に濃い影の部分もあるんですね。本は残りあと半分ほど。『スタア誕生』のあたりは読むのが辛そうです。恐らくグレース・ケリーが嫌いになることは間違いないでしょう(笑)。