『真昼の暴動』 ■■■□

監督:ジュールス・ダッシン

骨太でひたすら暗い脱獄映画。主役のバート・ランカスターよりも看守長ヒューム・クローニンの方が存在感ありましたね。冷酷で陰湿な人物造形。力強い構図と過激な演出による暴動シーンは圧巻。皮肉と諦念に満ちたラストが、あからさまに40年代後半のハリウッドの翳りを象徴しています。