『禁じられた遊び』 ■■■□

監督:ルネ・クレマン

ブリジット・フォッセーのあどけない無表情が素晴らしい。最後の「ミシェーーール!」の連呼・・・。

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盤質。映像S/N、解像度、コントラストいずれも申し分なし。上質の黒白映像です。しかし最初に「STUDIO CANAL」のロゴが映し出され、本編冒頭に流れるナルシソ・イエペスのテーマ曲のリズムが明らかに早く、ピッチも高く感じられます。「もしや」と思いランニング・タイムを調べてみると、クライテリオン盤は85分、「allcinemaオンライン」のデータベースは上映時間87分となっていました。どうやらクライテリオン盤『禁じられた遊び』はPAL/NTSC変換マスターのようです。良質のマスターがアメリカ国内になかった結果なのでしょうが、音楽の魅力も大きい作品だけにPALピッチなのは実に残念ですね。特典はルネ・クレマン(1963年)、ブリジット・フォッセー(2001年)、ルネクレマン&ブリジット・フォッセー(1967年)のインタビュー映像、オープニング&エンディング映像、オリジナル予告編となっています。リージョン1。音声はオリジナル仏語と英語吹替えの2種類。映画学者Peter Matthewsの書き下ろしエッセイ「死と少女」が掲載された小冊子も封入されています。