『黄泉がえり』 ■■□

監督:塩田明彦

中盤である事実が発覚(鋭い人は序盤で気付く?)した時には『異人たちの夏』以来の泣ける怪談映画か!とワクワクしたが、最後で大失速。柴咲コウのライブ・シーンは完全に失敗していると思う。PV調の歌三連発とはあまりにも酷い(ここは主題曲『月のしずく』だけにするべきだろう)。これで映画が死んでしまった(要するに醒めた)。それまで編集や演出の面で塩田明彦のセンスが随所に光っていただけに残念。主役の草薙剛竹内結子がTV俳優オーラ出しまくりなのもツラい。