『ゴダールのマリア』 ■■■■

監督:ジャン=リュック・ゴダール

ミリエム・ルーセルを見ているだけで幸せになれる。アンヌ・ゴーティエも良い。ジュリエット・ビノシュは控え目なのが好感持てる(笑)。トリュフォーとは違った意味で、これは見事な女性映画だ。ゴダールほど女性の裸を美しくフィルムに定着させる映画作家はいないんじゃないだろうか。ゴダールは筋金入りのスケベだなと切に思う。要するにエライ!(何のこっちゃ)。フランソワ・ミュジーの音響は本作でも絶好調だ。アンヌ=マリー・ミエヴィルの『マリアの本』も素晴らしい短編だった。

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盤質。PAL/NTSC変換マスターですが画質は良好。特典映像は「ゴダールのマリアのためのささやかな覚書」(20分。レア!)。ブックレットにはゴダールのインタビュー記事が収録されています。