『静かなる一頁』 ■■■

パルテノン多摩にて。観客の数はキャパの半分くらい。

監督;アレクサンドル・ソクーロフ

ソクーロフ的、いやロシア的と言うべきなのか。異様な夢魔的映像感覚に眩暈を覚える。少々乱暴な言い方をするとタルコフスキークリス・マルケルといった趣き。きっとこれを観た(と勝手に決め付けてしまう)押井守は驚喜したに違いない。人が次々と落下していく長回しのシーンが印象深い。