『愛に迷った時』 ■■■

監督:ラッセ・ハルストレム

良質の家庭ドラマ。アメリカ進出三作目ということで良くも悪くもハリウッドナイズされた安定感のある演出。キャスティングも贅沢で、子役が活き活きと魅力的に描かれているのはハルストレムならでは。キャメラスヴェン・ニクヴィスト。格別の冴えはないけれど、朝の光線を見事に捉えた美しいショットが時折出てきてハッとさせられた。車内シーンも良い。