『たぶん悪魔が』 ■■■■

監督:ロベール・ブレッソン

ルイ・マルの『鬼火』がいかに通俗的な映画かということが良く分かった。求道者ブレッソンの美しく(そしてやはり)ちょっと可笑しいシネマトグラフ。


「音楽によってとりあえず何とか体裁を取り繕っている映画が、どれほど沢山あることか!彼らは映画を音楽漬けにしてしまう。これらの映像がまるで中身の空っぽなものであるという事実に、観客の目が向かないようにしてしまうのだ。」


ロベール・ブレッソン「シネマトグラフ覚書」より

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盤質。S/N、解像度、発色いずれも良好。PAL/NSC変換マスターですが、同じく紀伊国屋書店からリリースされている『ラルジャン』にも匹敵するクオリティの高い画質です。ブックレットの堀潤之による作品解説も素晴らしい。