『単騎、千里を走る。』 ■■□

監督:チャン・イーモウ、降籏康男(日本パートのみ)

「幸せ三部作」同様、巧妙すぎる物語が鼻に付くのだが、下品というほどでもない。どうやらイーモウは素人役者へのディレクションにおいてキアロスタミにも引けを取らないマジックを使うことができるらしい。李加民とその息子ヤンヤンの表情の強度は、高倉健の存在感に十分拮抗しえていた。大鼻水とウンチもね。