『肉の蝋人形』 ■■■

監督:アンドレ・ド・トス

演出の安定感が心地よい良質ホラー。ビンセント・プライスが渋い。チャールズ・ブチンスキー(無名時代のブロンソンだ!)の気色悪さも実にイイ。序盤、溶け崩れる蝋人形を執拗に映し出す火事のシーンが印象に残る(目玉が落ちるところなど『はだしのゲン』を思い出してドキッとした)。