「映画の國 フォーラム」より

『B級ノワール論――ハリウッド転換期の巨匠たち』

吉田広明 2008年10月刊行予定 予価3800円(税別)

ジョゼフ・H・ルイス、アンソニー・マンリチャード・フライシャー。ハリウッド古典期から現代期への転換点としての「B級ノワール」の全貌の分析を、三人の巨匠の経歴と作品を通して試み、それが現在の映画にいかなる影響を与えているのかを考察する、浩瀚な一冊! 貴重図版多数収録。【日米他各国でのDVD化作品リスト付】

蓮實重彦氏推薦!!

【内容目次】
まえがき
序論 B級ノワール概説
第一章 B級ノワールにおける実験性――視覚的表現主義者ジョゼフ・H・ルイス
 (1)ワゴン・ホイール・ジョーの変貌
 (2)ディープ・フォーカス、窓、分身
第二章 B級ノワールにおける古典性――ミニマリストアンソニー・マン
 (1)アナクロニックな誠実さ 「作家」アンソニー・マンの悲劇と栄光
 (2)パッションとアクション
第三章 B級ノワールにおける現代性――視覚的原理主義リチャード・フライシャー
 (1)最後のB級ノワール作家――リチャード・フライシャーの歴史的位置
 (2)「イメージ」の権能――映画において「見える」ことは自明なのか
結論 イメージのアナクロニズムのために
B級ノワール主要作品解説/B級ノワール人物事項解説/あとがき/索引

だそうです。絶対に買いでしょう!