ズラータ・フィリポヴィッチ著/相原真理子訳『ズラータの日記』読了 ○

戦争ってヤツは11歳の少女に「退屈!銃撃!砲撃!殺戮!絶望!飢え!苦痛!恐怖!」と日記に書かせてしまうものなのだ。


藤原正彦/小川洋子『世にも美しい数学入門』読了 ○

対談。数学は大の苦手だが、この本を読むと数学って確かに美しいのかも、と思わされる。


吉岡忍『ある漂流者のはなし』読了 ◎

三十七日間海を漂流し生還した武智三繁氏の回顧譚。食料も水も底を尽き、死がすぐそこまで迫った状態で、裸の女が出てくる夢を見て勃起し、そのことに大きなショックを受けたという話に感動。人間って面白い。この本、開高健が読んだら、きっと激讃していただろうなあ・・・。