山下京子『彩花へ―「生きる力」をありがとう』読了 ◎

午後11時50分頃、いつものように芋焼酎のロックとちょっとしたツマミを用意して布団に潜り込みうつ伏せの状態で本書を読み始める。。。一章目の「誕生」でボロボロと涙がこぼれてきて、しまいには鼻水がすするだけでは止まらなくなってしまって傍らのティッシュで何度も鼻をかんだ。そのまま一気に読み切ってしまう。時計を見たら午前4時になっていた。本を読んでここまでどうしようもなく感情を揺さぶられ涙が抑えられないような体験は初めてだ。たぶん今11歳の姪っ子の存在も大きく影響しているのだろう。今はまだ何も語れないし、何も語りたくはない。ただ、この記事を目にした本書を未読の方、ぜひ読んでみてください。そして愛する人がいる方、好きな人がいる方、結婚を約束した人がいる方、子供を授かった女性の方、幼い子供のいるお父さんお母さん、お子さんを望まれている夫婦の方、ちょっと乱暴な言い方になってしまいますが絶対に読んでください。自分は本書から「人生を生きる」ことの最も本質的な大切なものを教えてもらったような気がする。

彩花へ―「生きる力」をありがとう (河出文庫)

彩花へ―「生きる力」をありがとう (河出文庫)