■ - 日日銀盤

『海月姫〜くらげひめ〜』

第1話。オタク女子が集うアパートが舞台の群像劇。女装が趣味の超イケメンという異物が混入されることで、平和な共同体の秩序に亀裂が入るという寸法。これはかなり期待できそう。名作映画パロ満載のオープニングも良い。OP曲がチャットモンチーで、ED曲がサンボマスターというのがいかにもノイタミナ枠という感じ。

『それでも町は廻っている』

第1〜2話まで。原作漫画が気になってたのだが、読む前にアニメ化されてしまった。予想に違わぬ面白さ。シャフト＆新房、喫茶店が主な舞台なので『夏のあらし』（途中で見なくなってしまったが）を思い出す。オープニングのアニメーションのクオリティがやたら高いと思ったらクレジットに梅津泰臣と出てきて大いに納得する。ちなみに曲は山下達郎の『ダウンタウン』（唄は坂本真綾）。第2話で『おもひでぽろぽろ』の「分数の割り算」の話がちょろっと出てきて懐かしかった（『魔女の宅急便』や『AKIRA』の台詞パロなんかも確認）。ヒロインがビートたけしのモノマネをしたのにはさすがに目が点になったが(笑)。『ダウンタウン』＞『オレたちひょうきん族』＞ビートたけし（しかもヒロインの同級生に明石屋さんまソックリな顔の女キャラまでいる！）。あと警官役でゲスト出演していた千葉繁が最高だった（股間を強打してラマーズ法で悶絶ｗ）。おっぱい礼賛な昨今のアニメとは違って、腰周りの描写にエラく力が入っているのも素晴らしい。サエキけんぞう・作詞、バカボン鈴木・作曲のエンディング曲もシャフトらしいサブカルテイストで良きかな。これはDVDもレンタルしたい作品だ。