『賭博師ボブ』 ■■■■□

監督:ジャン=ピエール・メルヴィル

メルヴィル最高!最後が実に痛快なのだが、同じジャンルの傑作『スティング』とは全く異質な痛快さ。どちらも大好きだが、カッコ良いのは圧倒的に『賭博師ボブ』だ。ロジェ・デュシェーヌが渋すぎる。メルヴィル自身が手掛けたという美術のデザイン的空間美、アンリ・ドカエの夜間撮影の美しさ。添え物的な存在だが、長身グラマラス美脚美女(幼くてちょっとアホっぽい感じの顔とのギャップが良い)のイザベル・コーレイも忘れがたい。