『ゲゲゲの女房』 ■■■□
監督:鈴木卓爾
ケッサク!話も良かったが、過去と現在の風景が平然と交じり合っていたり、日常が突如超現実的な空間になったり、水木マンガのキャラクターが動き出したりと、映画らしい映画の感触が見ていてとても心地良かった。何となくだが鈴木清順へのリスペクトが感じられる。クドカン演じる水木しげるのすっ呆けた味わい(背中の演技も秀逸)、そして何と言っても吹石一恵の素晴らしさ。所作と横顔が美しい。腐り始めのバナナを食べた直後の表情なども最高だった。キャメラはたむらまさき。大胆な照明演出にはワクワクした。
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2011/04/27
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