『限りなき舗道』 ■■■

監督:成瀬巳喜男

本作もビターな結末。サイレント時代から成瀬はメロドラマの人だった。主役のカップルが「WHITE WOMAN」(劇中でポスターが映し出される)という題名の映画を見に行くシーンがあって、何となくルビッチかな?と思ったのだが、鑑賞後に調べたら『白い肉体』という邦題の1933年公開のアメリカ映画で、監督はスチュアート・ウォーカー、主演女優はキャロル・ロンバードIMDBに短い粗筋が書かれていて、やはりと言うか『限りなき舗道』の主役カップルの境遇と重なるようなメロドラマだった。『君と別れて』同様、明治の板チョコを食べるシーンが出てくる。成瀬巳喜男の好物だったんだろうかw