『魔法少女まどか☆マギカ 第6巻』

第11〜12話(最終回)。良くも悪くもエヴァゼロ年代アニメの総決算(イイトコ取りとも言う)的な作品だった。間違いなく今年の代表作の一本だろうけど、結局のところ残るのは"作品"としてではなくキャラクターだけというキャラ萌えアニメ(クオリティの高い)の域を出ていないように思える(『日常』にも同じことが言えるが)。それにしても最後であんなことになってしまったまどかだが、大ヒットした(それも魔法少女モノ)アニメでこんなに存在感の希薄だった主人公も稀なんじゃないだろうか。空気だと思っていたら本当に空気のような存在になってしまったというオチ。