『しんぼる』 ■■□
監督:松本人志
映画というTVよりも大きい予算が取れる媒体で実験コントをやってしまうところが松本人志らしい、というか松本人志にしかできない作品。その意味では間違いなく一見に値するし、白い部屋のシュールな脱出劇のくだりは普通に面白かった。コント・パートと断絶した状態で進行していくメキシコ人家族のドラマ・パート(まあ最初と最後は必要だとしても)は余計だったし、終盤のまっちゃん版『2001年宇宙の旅』みたいな展開も正直シラけたけど、松本人志のヘンさは好きだしそれが遺憾なく発揮された白い部屋の脱出劇だけで十分に見て良かったと思える作品ではあった。海外ではどんな反応だったんだろう。「日本のデヴィッド・リンチ」みたいな紹介をされてカルトな人気を得てそうではあるw
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