『ルパン三世 ルパンVS複製人間』

監督:吉川惣司

オモロすぎ!軽妙洒脱、荒唐無稽、シュール、エロティック、ハードボイルド、スタイリッシュ、SF、多彩なパロディ、もう何でもござれのアナーキーなごった煮アクション。銭形の鬼気迫る追跡と次元のルパンに対するホモすれすれの感情描写が面白い。最後は不二子の乳首と大爆発(笑)。


ルパンVS複製人間』と『カリオストロの城

「どちらが好きか?」と問われれば
恐らくかなり悩んだ末に前者を挙げるだろう。
「どちらが娯楽映画として優れているか?」と問われたなら
少し考えた末に今度は後者を挙げるだろう。

「どちらがルパンらしいか?」と問われたならどうか
これは迷うことなく前者と答える

なぜなら『カリオストロの城』はルパンという衣を纏った"宮崎アニメ"だから。


盤質です。まずは画質。古い作品だけにS/Nが良くありませんが、解像度、発色は共に良好。日本語音声もまずまずでした。残念なのは冒頭のテロップが英語表記なのと、OP&EDのクレジットがやはり英語表記になっている点。それとエンディングが「ルパン音頭」ではなく「ルパン三世のテーマ」に差し替えられています(泣)。これはかなり減点。やっぱり今度出る国内盤も買うようかなぁ。