新たに増えた銀盤

風の谷のナウシカ


オープニングのタペストリー画をモチーフにした特製の外カバー。面白いのですが、奥行きの浅いウチのラックだと豪快にはみ出してしまう・・・。ってなわけで、さっそく庵野秀明、片山一良によるオーディオ・コメンタリーを視聴してみました。楽しかったです、ハイ。もうのっけから技術的な話のオンパレード、アニメーション制作に関する専門用語がビシバシ出てきて、アニメを観て楽しむだけの人達(自分も含む)を容赦なく置き去りにしようとするところがエグい(笑)。まぁ言ってることのニュアンスは汲み取れるのですが。前半はずっとそんな感じ。しかし、中盤からは本編そっちのけで宮崎駿の暴露談義へと移行。子供扱いにしたかと思えば、ただのオヤジ扱いにしてみたり、嬉々として監督の奇行奇癖を語るその様に、師への限りない愛情が感じられました(笑)。それと気になる画質ですが、かなり良い感じに仕上がっています。ラピュタほどS/N感は高くありませんが、解像度、発色ともに十分合格点だと思います。怒ったオームの目の赤色なども実に鮮やかでした。特典ディスクもなかなか充実しています。毎度の絵コンテ以外に予告編集、「ジブリ誕生秘話」(約28分)、そして押井守の最新作「イノセンス」のプロモーション映像(約6分)が収録されています。攻殻の続編である「イノセンス」、いやはや、凄まじい映像ですねぇ。早く観たい。

[追記]
専門用語大氾濫の「ナウシカ」コメンタリーですが、ちゃんと解説シートが封入されていることをWeb上の情報で知りました。視聴する前にケースの中身をよく見ておくんだったなぁ(^^;