『ザッツ・エンタテインメント PART2』

監督:ジーン・ケリー

前作ほど名場面テンコ盛りではありませんが、よりバリエーション豊かなハリウッド・ショー・ビジネスの魅力が堪能できる傑作アンソロジーに仕上がっています。中でも度肝を抜かれたのが、水着の女王エスター・ウィリアムズの『イージー・トゥ・ラヴ』。吹き替えもトリックも無しで撮影されたというスペクタクルな水上パフォーマンスは圧巻でした。シド・チャリースのパートも良かったですね。その優雅でダイナミックな踊りには見惚れてしまいます。でも、一番感動的だったのは、ホスト役のフレッド・アステアジーン・ケリーが年齢を感じさせない華麗な踊りを披露するシーンかも?(笑)。