『山下敦弘傑作短編集』 ■■

監督:山下敦弘

全5編。いずれも本格デビューする前の若撮りの域を出ない作品でしたが、やはり独特のユーモア感覚がありますね。各作品を一言で表すと、『夏に似た夜』はウンコ、『腐る女』はゲロと血、『断面』はホモ、『ヒロシとローラン』は純愛、『105円のハンバーガー』は怪談、という感じです。最も完成度が高かったのは『断面』でしょうか。で、すべての作品に共通しているのは4畳半感覚、要するに貧乏臭ですね。まさに日本のアキ・カウリスマキだと思います(頭に"品がない"と付きますが^^;)。