『天国の口、終りの楽園。』 ■■□

監督:アルフォンソ・キュアロン

陽性から陰性へと変遷していくホロ苦い青春ロードムービー。もっと能天気で爽やかな展開を期待していたのでちょっと肩透かし。うっすらヌーヴェルヴァーグを思わせる三角関係とキャメラとナレーションと社会的な情景、そして結末。『ベルエポック』で情熱的な三女を演じていたマリベル・ヴェルドゥが良かったですね。デカい!(笑)。激しくも滑稽なセックス描写は如何にもラテンな感じ。