『シベリア超特急』

監督:MIKE MIZNO

遂にパンドラの箱を開けてしまった(笑)。いや〜強烈、実に強烈。ボケは堂々かつ間断なく繰り出され、ツッコむ隙をまるで与えないという傍若無人さ。水野晴男のセリフ回しと外国人俳優の寒い演技と走行感皆無の列車にはある種の戦慄が走るのを押さえられなかった。見所満載、しかし映画としては滅法ツマらないのだから始末が悪い。ウリである最後の連続ドンデン返しも唖然&脱力。中途半端なウンコちゃん映画ではなく、究極のウンコちゃん映画を撮ったMIKE MIZNOはエラい!のかどうかは相当に微妙だけれど、とりあえずワン・アンド・オンリーであることは間違いないだろう。反則の映画であり、評価するのは到底不可能。続編は謹んで遠慮させていただきますm(__)m