ちょっと前に四国の渇水問題がニュースで大きく報じられていましたが、NHKでやっていた「ウォーター・クライシス」を観て、水について改めていろいろと考えさせられました。水管理の民営化に伴う様々な弊害や、農業用地下水の枯渇など。アメリカの広大な乾燥地帯では数千年かけて蓄えられた豊富な地下水が、農業用水の過剰な汲み上げで危機的状況にあることを知り驚きました。自給率の低い日本にとって他人事ではない深刻な問題です。現在、世界中で一年に汲み上げられる地下水は降水量よりも1600億立方メートルも超過していて、中国やインド、アメリカなどでは水位がどんどん低下しているそうです。中国の黄河では河が干上がって流れが止まる"断流"という現象まで起こっているとか。己の足を食うタコみたいなことをしていたら人類に未来はないですね。