『対決の一瞬』 ■■■□

監督:アラン・ドワン

低予算映画ですが、西部劇とは思えないケバケバしいまでに豪奢な色彩設計が素晴らしいです。RKOと言うとフィルムノワールのイメージが強いだけに、こんな鮮やかなテクニカラー西部劇があったというのはちょっと驚きでした。モーリン・オハラに勝るとも劣らない燃えるような赤毛と官能的な肉体と逞しさとユーモアをもったロンダ・フレミングの魅力。彼女の七変化する衣装も見所ですね。『赤い河』の冒頭に出てきたコリーン・グレイが尻軽女を演じているのも良い。クライマックスがガンファイトではなく、大きな岩がゴロゴロしている場所での殴り合いというのがまたB級らしい捻くれた演出で個人的には好感度大(笑)。ちなみにロナルド・レーガンが準主役で好演しています。

***********

盤質。画質はそこそこ。発色が思ったよりも鮮やかです。字幕なし。リージョンALLとパッケージに記されていますが、実際はリージョン1でした。逆の場合は歓迎するけど、これはタチが悪い。