『マイ・シスター・アイリーン』 ■■■□

監督：リチャード・クワイン

姉妹ものロマコメ・ミュージカル。もうジャネット・リーにメロンメロン(笑)。序盤のパジャマ姿は反則でしょう。半地下にある貸し部屋と裏庭の魅力溢れる美術セット、地下鉄工事の爆破音という環境設定はいかにもハリウッド・コメディらしい荒唐無稽さで微笑ましい。さらにボブ・フォッシー（クレジット名はロバート・フォッシーで出演もしている）振付による問答無用に楽しいダンスの数々。楽器演奏のパントマイムから始まる「Swing！」や、ファニーでダイナミックな群舞「Congo！」なんて最高でした。堅物の姉演じるベティ・ギャレット（良い声！）のコメディエンヌっぷりも絶品。体育会系の隣人、おせっかい焼きの警官、芸術家気取りの管理人といった脇役たちも実に味があります。

***********

盤質。平均ビットレートの低さ（4.16）が影響してか映像S/Nが悪いです。解像度と発色もイマイチ。リージョン1表記ですが実際はALL仕様。英語と日本語字幕が収録されています。