『ドラえもん のび太の恐竜2006』 ■■■□

立川シネマシティにて。

監督:楠葉宏三&渡辺歩

見事なリメイク。比べるのもアレなんですが、映画の完成度としては『新訳Z』カンペキに負けでしょう(笑)。当初は違和感のあった新キャストも今や全く問題なし。特に三石琴乃のママが良いんですよ。終盤の展開がやや盛り上がりに欠ける(その一因として活躍する道具のバリエーションが少ないことが挙げられる)のですが、何だか妙に格好良いタイムマシンのシーンや、タケコプターのダイナミックな飛翔シーン(白亜紀の大地の上を飛行する、そのスペクタクルな背景が相乗効果となって強い感動を生む)は素晴らしかったですね。「あたたかい目」もお子様たちと一緒に大笑いでした。ただ源静香の描写には明らかに楠葉宏三(この人は後期名劇シリーズの数々を監督している)の少女愛リビドーが炸裂していてかなりヤバかったです。これは来年も観に行っちゃうなぁ。