『さようならCP』 ■■■

監督:原一男

障害者に対する視座を激しく揺さぶられた。原一男のドキュメンタリーはアイロニーの徹底化がなされているから良い。ただし精神的にこたえる。本作は今まで見てきた原一男作品の中で最もしんどかった。

***********

盤質。16㎜フィルムの作品にしては良い画質。北米盤『A』『A2』と違って英語字幕はオン・オフ可能です。脳性マヒ患者の聞き取りが困難なセリフ*1にもちゃんと字幕が表示されたので、日本語の分かるスタッフ(あるいは日本人のスタッフ?)が『さようならCP』の採録シナリオを参考に翻訳したのかもしれません。

*1:この作品は演出意図としてあえて字幕を入れていないので脳性マヒ患者のセリフはほとんど理解できない