『七月のクリスマス』 ■■■■

監督:プレストン・スタージェス

かつてのハリウッドが持っていた美学、すなわち最小のもので最大の結果を得るという「物語の経済性」が最も見事に発揮されている作品ではないだろうか。大充実の67分。最近の映画は無駄に長い!ということが本作を見ると良く分かる。ヴィクター・ミルナーの美しいキャメラワークも見所。ジャック・タチが考えそうなギミック満載のソファベッドも印象的だ。