『ジャンヌ・ダルク裁判』 ■■■■□

監督:ロベール・ブレッソン

視線、足、言葉、音、白の映画。


「芝居がかった身振りや大袈裟な扮装の出てくる歴史物の映画は願い下げだ。『ジャンヌ・ダルク裁判』において、私は、わざとらしい「芝居」も「仮装」もなしに、ただ歴史的な言葉遣いによって非歴史的な真実を発見しようと試みた」


ロベール・ブレッソン「シネマトグラフ覚書」より


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盤質。2005年にフランスのmk2からリリースされたリマスター盤の素材を使ったPAL/NTSC変換マスターなので画質は良好。ちゃんと仏リマスター盤の特典映像が収録(勿論字幕付き)されているのが嬉しい。ブックレットも相変わらず充実の内容。ブレッソンと撮影監督レオンス=アンリ・ビュレルのインタビューが短いながらも興味深かった。