『ジーザス・キャンプ〜アメリカを動かすキリスト教原理主義〜』 ■■■

監督:ハイディ・ユーイン、レイチェル・グラディ

キリスト教福音派のサマーキャンプに参加する子供たちを追ったドキュメンタリー。極度の肥満体を揺らしながらイスラムラマダンへの共感を叫び、平然と命を投げ捨てるイスラムの子供兵士を賛美しながら、キリストの為に戦う神の戦士になりなさいと子供たちに熱弁をふるう伝道師フィッシャー女史の姿は自分には悪魔にしか見えなかった。彼女は言う「子供は純粋だから教えを素直に吸収するわ」、それは「洗脳しやすい」と言ってるようなものである。アメリカというと東海岸や西海岸のイメージで単純に捉えてしまいがちだが、ガチガチの保守的風土が根強く支配する中南部のことについても知識を深めなくてはいけないなあとこの映画を見て思ったのだった。

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