『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 4』

ジオン残党軍の旧世代モビルスーツ百花繚乱。この時代の作画クオリティで動くジュアッグやゾゴックが見られるとは胸熱だ。気合が入りすぎたのか残党軍の戦闘シーンがちょっと冗長に思えるくらい多かったのもご愛嬌か。原作で強く印象に残るエピソードだったジンネマンとバナージの砂漠越えが簡潔ながらもしっかり感動的に描かれていたのが良かった。ただマハディ一族によるMAシャンブロロニ・ガーベイ一人の役回りに変更されてしまったのは尺の都合とは言え残念すぎる。彼女の悲劇的な描写は原作の方が断然ドラマティックであり、ユニコーンの覚醒にも説得力があった。シャンブロ戦よりも高高度からのザク・スナイパーによる射撃シーンが燃えたのは確かだ。成田剣ブライト・ノアは期待通りの素晴らしさで、アニメ版のオリジンも楽しみ(もうこの人以外ありえないだろう)。