2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 『西部の人』 ■■■■

監督:アンソニー・マン因縁の物語構造、ニューシネマ以降の西部劇を先取りしたような特異な空間造形のゴーストタウン、水平的な位置関係には決して収まらない決闘アクションの数々、圧巻の地形描写などマンならではの魅力が詰まった西部劇だ。ジュリー・ロ…

ヴィム・ヴェンダースの新作『アメリカ、家族のいる風景』(それにしてもセンスがない邦題だ)は2月に公開されるようです。ヴェンダース曰く「アメリカはいろいろあったけれども、いまだに大変美しい国だということを皆さんにご覧頂きたい」とのこと。期待は…

 『回転』 ■■■□

監督:ジャック・クレイトン見たくないのに見えちゃうデボラ・カー。常軌を逸した激しさで泣き叫ぶパメラ・フランクリンに戦慄。***********盤質。画質はそこそこ。一層収録なのでS/Nが悪いです。レターボックス収録なのも残念。

 『生血(なまち)を吸う女』 ■■■

監督:ジョルジオ・フェローニシッラ・ガベルとダニー・カレルの美しさ、シッラは死に顔のインパクトも凄い。夢に出そうだ。***********盤質。画質はそこそこ。ただ字幕がヒドい。風車小屋が水車小屋になってる。

元旦からNHKで放送されている全6回のドキュメンタリー「ブロードウェー百年」。しかしキャプった第1回を確認のために見て茫然、画面には放送が10分遅れる旨のテロップ。再放送せい!(怒泣)

 『オペレッタ狸御殿』 ■■■

監督:鈴木清順お正月に相応しいオメデタイ映画でした。クレイジーな夢の宴。映画で遊ぶ清順ジイサンの粋よ。

 『無能の人』 ■■■

監督:竹中直人良い映画ですが、つげ漫画の映像化はやはり不可能なのだと痛感。雰囲気はまんま小津調といった風で『お早よう』『浮草』『早春』等のパロディが微笑ましい。それにしても友情出演多すぎ(笑)

昼間からお酒を飲みダラダラとTVや映画。

 『1900』 ■■■■□

監督:ベルナルド・ベルトルッチアンゲロプロスの『アレクサンダー大王』に匹敵あるいは凌駕する政治寓話。魔術師ストラーロ!

続いて2005年に観た映画355本(そのうち劇場鑑賞した作品はたったの9本。何という不健全さ!)の中から高ポイントだった作品を列挙していきます。今年はもっと劇場に足を運びたいですね。■■■■■『奇跡』 カール・テオ・ドライヤー『捜索者』 ジョン・フォード…

さあ、2005年の私的銀盤ベスト10(+2)の発表です。第一位『Ugetsu(雨月物語)』(米クライテリオン盤)驚嘆すべきクオリティ。この映像の瑞々しさは只事じゃない。『ある映画監督の生涯』がオマケ。第ニ位『サンライズ クリティカル・エディション』2005…

新年、明けましておめでとうございます!『銀盤生活』7回目のお正月。 今年もよろしくお願い致しますm(__)mぺこ