『レ・ミゼラブル』

監督:ピレ・アウグスト

久々に再見。駆け足のストーリー展開で文芸ドラマにしては落ち着きがなさすぎるかも。とはいえキレのある演出とキャスティングの素晴らしさで十分に楽しませてくれる佳作だ。本作は"顔"の映画と言える。ニーソンとラッシュの絶品なる異相、ユマ・サーマンの死に顔、そしてクレア・デインズの泣き顔!彼女のプルプル震えるアゴは最強である。『若草物語』のときもこのプルプルで泣かされた。