『リバティ・バランスを射った男』

監督:ジョン・フォード

大興奮!そして涙。西部劇の最高は『駅馬車』だと思っていたけれど、この作品は軽々とその上を越えて行く。そう今は断言したいくらいに感動してしまった。ジミー・スチュアートは素晴らしい、でも、そんなことには構っていられないほどジョン・ウェインの存在が圧倒的だった。表情が、所作が、声が、どうにも名状しがたい、スピリチュアルな輝きを放っている。極上のドラマ、極上のユーモア、極上のキャラクター、極上のショット。DVDを買って、いつまでも手元に置いておくとしよう。