『捨身の一撃』 ■■■

監督:ジョセフ・H・ルイス

派手さはないけれど西部劇の魅力がバランス良く詰まっている見事な小品。床屋で髭をあたっているランドルフ・スコットが、前掛けの中から(デリンジャー銃で)殺し屋を撃つシーン、サルーンのスイングドア越しのガンファイトなどアクション演出が格好良い。主人公が頭を撃たれてしばらく劇中に登場しない構成もユニークだ。ただアンジェラ・ランズベリー演じるヒロインは今ひとつ存在感がなくて、舞台のショーが唯一の見所。スコットとホテルの老女中の他愛のないやりとりが好きだ。

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盤質。画質はまあまあ。例によってリージョン1表記のALL仕様です。日本語字幕付き。